突然、友とあう。「たった一度の人生なんだから」と友はいう。
友人Sから高速バスの切符が届いた。
とにかく飛び乗った。
友人Sは急いで新幹線に乗ってやってきた。
お互いの街からちょうど真ん中の距離の〇〇市で会った。
「ひとこと、言いたくて。
今回、決断しなかったら、ズルズルとなって結局、あなたは飛び出せないよ」と
友人が言う。
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「実家をなくしてどこか別のところに住みたいというなら
実際に動いて、今、行動しないと
あなたは結局、ズルズルなるばかりで出られやしないよ。
いつもそうなんだから」
それだけ言って友人はまた新幹線に乗って帰っていった。
帰りの高速バスの出発までは2時間あった。
私は〇〇市の駅中の店を、ひとり黙々と放心状態で歩き続けた。
頭の中がぐるぐる・・・
いつもそうなんだわ。友人Sがいうように。
若いときから母の望むままに
母のそばにいることを選ぶということしかできなかった。
望みはあったのに自分の希望を否定してきたんだわ。
飛び出さない、冒険できない私。
あの頃の焦りと同じ気持ちが、また沸いている事に気が付いた。
そばにいて欲しいという母の希望をかなえる事がすべてだった。
別の街で生きることを願ったのに。二度も断念した。
母がいなくなった今、
もう一度、飛び出してみようと思ったものの
実家の処分などの難しさに尻込み状態だった私。
そこに友人Sが私の背中を押してくれたのです。
一生、後悔するから「あきらめないで」と友人Sは言いにきてくれた。
「たった一度のあなたの人生だから」と。
暑い日の出来事。
〇〇市の駅ナカの店は7月31日、夏の最終バーゲンで賑わっていた。
「ロマンチックな旅の本」集英社より
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とにかく飛び乗った。
友人Sは急いで新幹線に乗ってやってきた。

お互いの街からちょうど真ん中の距離の〇〇市で会った。
「ひとこと、言いたくて。
今回、決断しなかったら、ズルズルとなって結局、あなたは飛び出せないよ」と
友人が言う。
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「実家をなくしてどこか別のところに住みたいというなら
実際に動いて、今、行動しないと
あなたは結局、ズルズルなるばかりで出られやしないよ。
いつもそうなんだから」
それだけ言って友人はまた新幹線に乗って帰っていった。
帰りの高速バスの出発までは2時間あった。
私は〇〇市の駅中の店を、ひとり黙々と放心状態で歩き続けた。

いつもそうなんだわ。友人Sがいうように。
若いときから母の望むままに
母のそばにいることを選ぶということしかできなかった。
望みはあったのに自分の希望を否定してきたんだわ。
飛び出さない、冒険できない私。
あの頃の焦りと同じ気持ちが、また沸いている事に気が付いた。
そばにいて欲しいという母の希望をかなえる事がすべてだった。
別の街で生きることを願ったのに。二度も断念した。

母がいなくなった今、
もう一度、飛び出してみようと思ったものの
実家の処分などの難しさに尻込み状態だった私。
そこに友人Sが私の背中を押してくれたのです。
一生、後悔するから「あきらめないで」と友人Sは言いにきてくれた。

暑い日の出来事。
〇〇市の駅ナカの店は7月31日、夏の最終バーゲンで賑わっていた。
「ロマンチックな旅の本」集英社より
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この記事へのコメント
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もりんさんの本当に望むように動いてください
想いがあっても、急ぎ過ぎて後で後悔するって事もあるだろうし・・・。
家を処分するって事はそうそう簡単にできるワケでもないし、家の中のモノを処分するのだって大変なのですから・・・
想いがあっても、急ぎ過ぎて後で後悔するって事もあるだろうし・・・。
家を処分するって事はそうそう簡単にできるワケでもないし、家の中のモノを処分するのだって大変なのですから・・・
マルチ君の母さん、コメントありがとうございます。
そうですね、家は一生の買い物とかいいますよね。
その一生の買い物を処分したいとなると
大変なことになります。
一年に一回か二回だけではありますが
実家としてのポジションをなくすのですから
寂しいことも事実です。
でもいろいろと考えると処分しかないようです。
子どもたちが後々、関わらない形にしたい、
それが皆の希望です。
マルチ君の母さん、「家」ってなんでしょうね。
そうですね、家は一生の買い物とかいいますよね。
その一生の買い物を処分したいとなると
大変なことになります。
一年に一回か二回だけではありますが
実家としてのポジションをなくすのですから
寂しいことも事実です。
でもいろいろと考えると処分しかないようです。
子どもたちが後々、関わらない形にしたい、
それが皆の希望です。
マルチ君の母さん、「家」ってなんでしょうね。
家の処分
本当に大仕事ですよね・・・
よく家は一生の買い物といいます
それを処分ですから
たいへんだと・・・
私もいつかそうなるのでしょうが
決心できない気がします・・・
本当に大仕事ですよね・・・
よく家は一生の買い物といいます
それを処分ですから
たいへんだと・・・
私もいつかそうなるのでしょうが
決心できない気がします・・・
カミさん、コメントありがとうございます。
自分の無力を感じる日々です。
もっと積極的に動けば
売却なり、不動産やさんがシェアハウスに
リフォームするように営業だってできるはずなのに。
そういうことが何一つできていない状態です。
いくつかの不動産屋さんにあたっているのですが
まだまだ知識がなくて
騙されそうで不安なのです。
具体的に相談できる人が近くにいないという
不安がつのります。
でもとにかく第一歩は片付けですよね。
モノが多すぎるのですから。
自分の無力を感じる日々です。
もっと積極的に動けば
売却なり、不動産やさんがシェアハウスに
リフォームするように営業だってできるはずなのに。
そういうことが何一つできていない状態です。
いくつかの不動産屋さんにあたっているのですが
まだまだ知識がなくて
騙されそうで不安なのです。
具体的に相談できる人が近くにいないという
不安がつのります。
でもとにかく第一歩は片付けですよね。
モノが多すぎるのですから。
こんにちは
今回の記事を読んで、お友達の言う通りかもしれないと、わたしも思いました。
『思い立ったが吉日』のことわざは、先人たちの知恵。
いきなり全部は無理だとしても、スタートは始めるべきかもしれませんね。
まずやり始める事を、お友達は勧めているのでしょう。
片付けの大変さは、わたしも見にしみています。
もりんさまの記事は、わたしの背中も押しているように感じます。
この暑さで、しばらく義父母の家に行っていないわたし。
あと少しだけ残った片づけを、またやろうと思い立ちました。
今回の記事を読んで、お友達の言う通りかもしれないと、わたしも思いました。
『思い立ったが吉日』のことわざは、先人たちの知恵。
いきなり全部は無理だとしても、スタートは始めるべきかもしれませんね。
まずやり始める事を、お友達は勧めているのでしょう。
片付けの大変さは、わたしも見にしみています。
もりんさまの記事は、わたしの背中も押しているように感じます。
この暑さで、しばらく義父母の家に行っていないわたし。
あと少しだけ残った片づけを、またやろうと思い立ちました。
きこさん、コメントありがとうございます。
直接、目の前で話したかったという友人。
メールや電話では通じないとのことでした。
それだけ話したら、またさーっと
帰っていきました。
きこさん、優柔不断の私は今も、グルグルと
頭も気持ちもまわっています。
一番に「この家」の処分ができないことが難問です。
時間がかかるのだろうと思うし
私のような世間知らずでは
なかなかうまくいかない。
子供たちも、できる限り問題を残して欲しくないという意見が共通。
なんとか私の自由が勝ち得たらいいのですが・・・・
直接、目の前で話したかったという友人。
メールや電話では通じないとのことでした。
それだけ話したら、またさーっと
帰っていきました。
きこさん、優柔不断の私は今も、グルグルと
頭も気持ちもまわっています。
一番に「この家」の処分ができないことが難問です。
時間がかかるのだろうと思うし
私のような世間知らずでは
なかなかうまくいかない。
子供たちも、できる限り問題を残して欲しくないという意見が共通。
なんとか私の自由が勝ち得たらいいのですが・・・・
長く沁みついた来し方は誰だってそうたやすくは変えられませんよね。
更にお母さまの思いを尊重し続けた年月は長く・・・
勇気を出すこと、大きな変化を受け止めることは年齢が上がるほどハードルが高くなるものだと感じています。
でも、ご友人が仰るように新しい扉をひらくときなのでしょうね。
年齢が上がるほど、一人暮らしの契約は難しいのが現実ですし。
自由とセットになっている責任、ときには足踏みしたくなることもあるでしょうが、せっかくの自由を守ってくださいませ。
新幹線でかけつけてきてくれるご友人。
宝物ですね。
もりんさんのお人柄なのだと思います。
良きにすすむよう願っています。
更にお母さまの思いを尊重し続けた年月は長く・・・
勇気を出すこと、大きな変化を受け止めることは年齢が上がるほどハードルが高くなるものだと感じています。
でも、ご友人が仰るように新しい扉をひらくときなのでしょうね。
年齢が上がるほど、一人暮らしの契約は難しいのが現実ですし。
自由とセットになっている責任、ときには足踏みしたくなることもあるでしょうが、せっかくの自由を守ってくださいませ。
新幹線でかけつけてきてくれるご友人。
宝物ですね。
もりんさんのお人柄なのだと思います。
良きにすすむよう願っています。
鍵コメさん、コメントありがとうございます。
そうなんです、やっと、やっと
手に入れた私の始めての「自由」
子供の時から、これを望んでいたのです。
そういう意味では嬉しいです。
自分で選択できず、決断できず
誰かのためばかりに生きてきたから
今度こそ、自由を満喫したい。
ああ、それにはもう期限がない「私の年齢」
ウルトラマンの3分みたいな感じです。
この家に関わる間は、墓守放棄の兄が
何かと甘えてくるだろうから
それからも人生初で逃げたいです。
そうなんです、やっと、やっと
手に入れた私の始めての「自由」
子供の時から、これを望んでいたのです。
そういう意味では嬉しいです。
自分で選択できず、決断できず
誰かのためばかりに生きてきたから
今度こそ、自由を満喫したい。
ああ、それにはもう期限がない「私の年齢」
ウルトラマンの3分みたいな感じです。
この家に関わる間は、墓守放棄の兄が
何かと甘えてくるだろうから
それからも人生初で逃げたいです。
鍵コメさん、コメントありがとうございます。
いろいろな情報を感謝です。
家が広すぎると
こんなにも問題が大きいのかと
ため息がでます
子供たちが小さかったころ
にぎやかだったころ、こんなふうに
家のことで苦慮するとは思いませんでした。
家族の形態は年数と共に変わりますね。
もうこの家を私自身がう何かをするという
意気込みはないのが正直なところです。
この家と関わる間、墓守放棄の兄が
甘えてくるだろうから完璧に離れたいのですが・・・
いろいろな情報を感謝です。
家が広すぎると
こんなにも問題が大きいのかと
ため息がでます
子供たちが小さかったころ
にぎやかだったころ、こんなふうに
家のことで苦慮するとは思いませんでした。
家族の形態は年数と共に変わりますね。
もうこの家を私自身がう何かをするという
意気込みはないのが正直なところです。
この家と関わる間、墓守放棄の兄が
甘えてくるだろうから完璧に離れたいのですが・・・
このコメントは管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
あきさん、ご丁寧なコメントありがとうございます。
そうなんです、私の年齢で一人暮らしの
アパートの場合は
簡単にアパートも貸してもらえないと思います。
今の住んでいる街だったら
知り合いを頼って住むことは可能だと思います。
例えば、このブログに書いた友人の住む街だったら
この友人が助け船を出してくれるようです。
もう一つの案は、学生時代に住んだ街。
ここならたくさんの友人が住んでいるから
アパートに住むための保証人になってくれそうです。
「こちらに来なさいよ」という仲間もいるのですが。
全てが未定です。
そうなんです、私の年齢で一人暮らしの
アパートの場合は
簡単にアパートも貸してもらえないと思います。
今の住んでいる街だったら
知り合いを頼って住むことは可能だと思います。
例えば、このブログに書いた友人の住む街だったら
この友人が助け船を出してくれるようです。
もう一つの案は、学生時代に住んだ街。
ここならたくさんの友人が住んでいるから
アパートに住むための保証人になってくれそうです。
「こちらに来なさいよ」という仲間もいるのですが。
全てが未定です。
あきさん、コメントありがとうございます。
いろいろな選択肢を言ってくれることが
なにより嬉しい。
あきさん、感謝です。
実は、かなり大きい家なので
借り手は今は、ないだろうというのが
おおかたの意見だったのです。
普通に住む広さや造りなら
借り手もあるかもしれないのですが。
壊すほうがいいという考えが
不動産屋さんからの意見が多かったです。
子供たちも将来、ややこしい問題は早く解決してほしいという
意見なので今しかないかなとは思っています。
ただ、売り手市場は私の希望のようにはいかないですねえ。
いろいろな選択肢を言ってくれることが
なにより嬉しい。
あきさん、感謝です。
実は、かなり大きい家なので
借り手は今は、ないだろうというのが
おおかたの意見だったのです。
普通に住む広さや造りなら
借り手もあるかもしれないのですが。
壊すほうがいいという考えが
不動産屋さんからの意見が多かったです。
子供たちも将来、ややこしい問題は早く解決してほしいという
意見なので今しかないかなとは思っています。
ただ、売り手市場は私の希望のようにはいかないですねえ。
ヨッシィーさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
学生時代の友人です。
いつも心配をしてくれています。
私の今までの人生の優柔不断をつぶさに
見てきているから、きっと歯がゆいのだと
思います。
決断をできずに流されて後悔ばかりしている私。
そんな私を見ているので
最後のチャンスだよと言ってくれたのだと
思います。
「若くないんだから、これが最後だよ」と
言いたかったのでしょうね。
コメントありがとうございます。
学生時代の友人です。
いつも心配をしてくれています。
私の今までの人生の優柔不断をつぶさに
見てきているから、きっと歯がゆいのだと
思います。
決断をできずに流されて後悔ばかりしている私。
そんな私を見ているので
最後のチャンスだよと言ってくれたのだと
思います。
「若くないんだから、これが最後だよ」と
言いたかったのでしょうね。
すみません、高齢になると部屋を貸してもらえなくなる可能性があるから、
決心されたのかも知れませんね。
そういう話を良く聞きます。
決心されたのかも知れませんね。
そういう話を良く聞きます。
せっかく決心していられるのに、
余計なことを言わせて頂ければ、
どうしても処分しないと駄目ですか?
人に貸して、その家賃で一人で暮らす小さいマンションを
借りるのなら、差額を生活費に充てられるし
それほどハードルが高くないと思います。
勇気もいらないし。
時がたって、もりんさんが亡くなった場合は
その時に売って、お嬢さんたちで均等に分けのは駄目ですか?
私がもりんさんだったら、そうするんじゃないかなぁ。
本当に余計なことを言ってすみません。
余計なことを言わせて頂ければ、
どうしても処分しないと駄目ですか?
人に貸して、その家賃で一人で暮らす小さいマンションを
借りるのなら、差額を生活費に充てられるし
それほどハードルが高くないと思います。
勇気もいらないし。
時がたって、もりんさんが亡くなった場合は
その時に売って、お嬢さんたちで均等に分けのは駄目ですか?
私がもりんさんだったら、そうするんじゃないかなぁ。
本当に余計なことを言ってすみません。
おはようございます もりんさん
素敵なお友達ですね すごく強く背中を押してくれましたね
とってももりんさんの事を大切に思ってくれています
そして、もりんさんの性格を理解していますね
でも、最後に決断するのはもりんさん自身ですから
後悔しないようにね まだ1年以上ありますからね
いや、あと1年しかないですね
素敵なお友達ですね すごく強く背中を押してくれましたね
とってももりんさんの事を大切に思ってくれています
そして、もりんさんの性格を理解していますね
でも、最後に決断するのはもりんさん自身ですから
後悔しないようにね まだ1年以上ありますからね
いや、あと1年しかないですね
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- ラーダさんへ - 2017年08月04日 12:43:49
ほぼ希望の方向はあるのですが
なかなか現実は思うように進まないものです。
進んだり、立ち止まったりしながら
元気なうちに「身軽」を完成したいです。
この友人は学生時代のサークルの仲間の一人です。
私のサークルの仲間たちは
絆が強くて今も、集まったりしています。
遠いはるかかなたの若いころの出会いは
こんなにも優しく強いものかなと有り難く思います。
とにかく、策を練っては考えている毎日です。